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SDGs(サステナビリティ)へのアプローチ

イワタでは「作る」→「使う」→「棄てる」という従来の消費の流れではなく、循環型のサイクルを提案しています。
「作る」「使う」「棄てる」の各段階で資源の消費と廃棄物の発生を減らしながら、その循環を通して新たな製品やサービスを生み出す「サーキュラーデザイン」を推進しています。

世界的な資源不足、環境破壊が危惧されるなか、イワタは貴重な資源の有効活用を促し、地球環境の保護に貢献したいと考えています。人と環境の未来のため、私たちが今できることを考えながら、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行います。

製品の寿命を延ばしたり、再利用したり、使い道のないゴミを減らしたり、安全に廃棄したりすることは、ものづくりの大切な役割だと考えています。

現在、イワタが取り組んでいるサステナビリティへの7つのアプローチをご紹介します。

1.サステナブルデザイン

イワタのコンセプトは、シンプル&エコロジカル。華美な装飾を施さない機能優先の設計を心がけています。
不要なモデルチェンジは行わず、日々改善を繰り返しながら、長く支持される定番を育てていきたいとと考えています。

2. 再エネ100%電力の調達

地球温暖化の原因とされる温室効果ガス削減のため、私たちは再生可能エネルギーの使用を推進しています。
滋賀工場では、
TS大津発電所(滋賀県)と馬野川小水力発電(三重県)の電力を使用し、寝具御誂専門店IWATA 京都本店では、度会ウィンドファーム(三重県)の電力を使用しています。2022年以降は再エネ電力に加え、Jクレジットや非化石証書を活用することで、全社で電力の再エネ率100%を達成しました。

イワタの脱炭素に関する取り組みは、CO2排出量の実質ゼロを目指し、地球温暖化防止に関する地域活動としても評価されています。
「脱炭素チャレンジ
カップ2024」(主催:脱炭素チャレンジカップ実行委員会)において、「再エ100宣言 RE Action賞」を受賞しました。

 

みんな電力株式会社のご紹介

みんな電力は、太陽光、風力、水力などの再生可能エネルギー事業を展開している小売り電気事業者です。ブロックチェーン技術により電力のトレーサビリティを実現し、電力の生産者と使用者がつながる「顔の見える電力™」というサービスを提供しています。


発電所のご紹介:TS大津発電所
関西の水瓶、びわこを擁する滋賀県に建設した発電所です。場所は比良山地中部にある蓬莱山のふもと、蓬莱駅のすぐ近くです。蓬莱山は、琵琶湖国定公園にも指定されていて、山頂からの眺望は抜群。蓬莱の名のごとく古来から修験道の霊山として知られています。お山のパワーをいただけているのか、日当たりもよく、大変よく発電しています。近くにはヨットハーバーやマリンスポーツを楽しめる施設もあり、草刈メンテナンスに行くのが楽しみな発電所の一つです。
発電所のオーナー:株式会社TS(滋賀県大津市)

 

発電所のご紹介:馬野川(ばのがわ)小水力発電
馬野川に取水堰を設け、沈砂池を経て旧発電所の導水路のルートに沿って丸いパイプで山中を緩やかな勾配で約800m流します。約800m流れると急峻な馬野川との間に約76mの落差が発生し、この落差を利用して発電を行います。使用する水車はターゴ水車(横軸単輪2射ターゴ水車)と呼ばれる型式を採用しています。流量が少ない時の効率特性が優れており、構造が簡素なため、日常保守が少なくて済むことや、高い回転数を採用できるため発電機の価格を安価にできるという特徴があります。発電出力:199kW 最大使用水量:0.402m3/s 有効落差:66m
発電所のオーナー:みえ里山エネルギー株式会社(三重県伊賀市奥馬野字布引)

 


発電所のご紹介:度会ウィンドファーム
本発電所は、三重県度会町日の出の森周辺に立地する南勢地域初の大型風力発電所であり、設備容量は50,000kWです。当地は北西からの強い風が年間を通じて吹いており、三重県内でも有数の風力発電に適した地域となっております。2005年に風況観測を開始し、完成までに約14年を要しましたが、地域の皆様のご理解と協力によって実現することができました。
度会町は伊勢市や松阪市に隣接しているため、お伊勢参り等の観光に合わせて、気軽に立ち寄って頂くことができます。特に伊勢神宮にお参りの際は、度会ウィンドファームの電気を使っていただいてるおかげ横丁を散策いただくことがおススメです。
発電所のオーナー:コスモエコパワー株式会社

 

再エネ100宣言RE Actionに参加

株式会社イワタは寝具業界で初めて、「再エネ100宣言RE Action」に参加しました。
再エネ100宣言RE Actionとは、企業、自治体、教育機関、医療機関等の団体が使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示し、再エネ100利用を促進する新たな枠組みです。

3. 製品寿命の延長

イワタの寝具は長く快適にお使いいただけるよう、日干しや水洗いなどのメンテナンスが家庭で行いやすい仕様を心掛けています。

イワタとユーザーの皆様との協力によって製品の寿命を伸ばすことが、資源の価値向上に繋がると考えています。

4. 再生(イワタ製品のお仕立て直し)

昔から日本では、ものを手入れしながら慈しみ続けるという暮らしが営まれてきました。

寝具の仕立て直しも、そのいにしえの知恵のひとつ。地球環境保護に関心が集まる現在、見直されている知恵でもあります。

経年劣化により仕立て直しが必要になった場合には、確かな技術をもった熟練の職人が丁寧に承ります。

5. アップサイクリング(羽毛ふとんの仕立て直し)

今まで日干し、水洗いができなかった古い羽毛ふとんがイワタの最先端テクノロジーで、「ご家庭で日干し・水洗いができる」羽毛ふとんに生まれ変わります。

ご家庭でのメンテナンスが容易になり、心地よい使用感を維持できます。

6. 再資源化

製造過程や仕立て直しの際に不要になったパーツやマテリアル・リサイクルや、たい肥化等により再資源化するプログラムも推進しています。

寝具の生産過程で発生するハギレをわた状に戻し、吸水性の高いタオルにアップサイクルしています。また、マットレスや敷きパッドに使用するキャメル毛やヤク毛の製毛過程で発生するクズ毛を、たい肥工場と連携して有機肥料として再資源化するプログラムを推進しています。これにより、廃棄物の燃焼による炭素排出を抑制し、有機肥料を通じた自然システムの再生を目指しています。沖縄の企業との協働により、バガス(サトウキビの搾りかす)を活用した枕カバーやリネン類も開発しました。

寝具御誂専門店IWATAでは、寝具をご購入いただくことで不要になった寝具を引き取り、焼却により発生するCO2(二酸化炭素)を四国の森林を整備することで相殺するカーボンオフセットも行っています。
リサイクルプログラムは、京都本店、東京、リーガロイヤル大阪 の寝具御誂専門店IWATAの3店舗で実施しています。

 

7. 日本の木でベッドを作るプロジェクト

日本の木でベッドを作るプロジェクトロゴ 日本の木でベッドを作るプロジェクト
イワタは日本の森で育った木をできるだけ大切にしたいと考えています。 今、世界では森林の減少が止まりません。一方、日本の人工林は植林後30~50年を経て、収穫期を迎えています。木材は、数少ない再生可能な資源です。 大切に使えば、木の成長の範囲内で利用することができます。

8. 健康的な眠りのために(人財育成)

良好な睡眠を得るためには、生活習慣の改善と睡眠環境の整備が大切だとされています。

 人は、人生の3分の1もの時間を睡眠に費やしているにもかかわらず、睡眠環境に関する知識については、まだまだご存じない方のほうが多いのではないでしょうか。

そこで、睡眠を寝床環境・生活習慣などから総合的にサポートし、眠りに関する様々な疑問に対応できる専門の人材を養成するため「睡眠環境学習塾」を設立。寝具や素材の知識、生活習慣、寝室環境などで構成された研修プログラムを受講し、卒業試験に合格した者を『睡眠環境アドバイザー』として認定しています。

睡眠環境アドバイザーのいるお店では、寝具を提案するだけでなく、おひとりおひとりに寝室環境や生活習慣などについてもアドバイスができるお店作りを推進しています。こうした新しい取り組みは、経済産業省・近畿経済産業局・新連携事業計画の認定を受けています。

 

SDGsとの関連性について

SDGs(持続可能な開発目標:SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS)は、2015年に国連が採択した先進国を含む国際社会全体の2030年に向けた環境・経済・社会についてのゴールです。同年12月に採択された地球温暖化対策としての「パリ協定」と両輪になって、世界を変える道しるべになっています。社会が抱える問題を解決し、明るい未来を作るための17のゴールと169のターゲットで構成されています。

イワタは「SDGsへのアプローチ」を通して、下記のSDGsのゴールに貢献し、持続可能な開発の実現を目指します。

イワタの持続可能な社会の構築に向けた活動は、「これからの1000年を紡ぐ企業」(京都市)に認定されました。

これからの1000年を紡ぐ企業認定について

京都市では、ソーシャルビジネスに取り組む企業や、それらを応援する人々が京都に集い、京都から日本の未来を切り拓く「京都市ソーシャル・イノベーション・クラスター構想」を推進しています。社会的課題をビジネスで解決することや、社会的課題を生まない新しい商品やサービス、あるいはシステムを生み出すことで持続可能な社会の構築に貢献し、ソーシャルイノベーションに取り組む企業を認定しています。

審査基準:持続可能な社会を紡ぐ企業に必要な、①経営理念の実践、②マルチステークホルダーへの配慮、③ソーシャルイノベーションの創出の3つの視点から評価されます。

(京都市ソーシャルイノベーション研究所)

リンク:https://social-innovation.kyoto.jp/spread/3664

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