日本の風土に合わせて選び抜いた素材を使用しています
日本には四季があります。それぞれの季節、また地域によって、気候や温湿度など大きく異なります。イワタは、変化の激しい日本の風土を考慮し、健やかな睡眠環境に導く最適な素材を、国内外から選び抜きました。
飼育環境・生産能力・品質レベル・管理体制などを検証、原産地や輸入経路をトラッキングし、管理します。素材は社内及び公的検査機関で分析し、独自の厳しい基準で徹底的に選別します。
生産環境の検証・調達・分析・安定した調達ルートの確保。
こうした一連の過程を実施することにより、イワタの寝具づくりの要である”安心・安全な素材”は選び出されています。
羽毛
羽毛には「ダウン」「フェザー」の2種類があります。「ダウン」は保温性、吸湿性・放湿性に優れています。「フェザー」は独特のカール形状によるクッション性と通気性が特徴。
イワタでは、厳しい品質基準を設定し、羽毛研究所の検査に合格したものだけを使用しています。どちらもイワタ独自の技術により、日干し、家庭での水洗いが可能です。
カシミヤ
良質のカシミヤは寒暑の厳しい山岳地の自然環境の中に生息するカシミヤ山羊の中からしか得られないという制約があります。1頭のカシミヤ山羊から150~200gほどの量しか採取できないため大変珍重されています。
高級衣料素材として使用されているカシミヤは、細くしなやかな繊維で、シルクのような柔らかさをもった「獣毛の宝石」といわれる素材。高い保温性があり、寝具の素材として最適です。また、吸水性にも優れ、蒸れにくいのも特徴のひとつ。柔らかいだけでなく、機能性にも優れている素材です。
キャメル
キャメルは、モンゴル奥地のゴビ砂漠に生息するフタコブラクダの毛です。生息地が極めて厳しい気候環境のため、その体毛は、保温性、吸湿性、放湿性、支持力など、それぞれに驚異的な機能性を有しています。
就寝中の発汗の2/3を吸収し、寝姿勢を支える敷き寝具素材に必要な機能を備えているのです。
ヤク
モンゴルの奥地や海抜4,000m以上の高地など山岳地帯に生息し、遊牧民の暮らしを古くから支えてきた、牛科の動物ヤク。その柔毛は、別名チベットカシミヤともいわれているほど柔らかく繊細です。
長毛は、太くて高い支持性があり、身体の沈み込みを防ぎます。保温性、へたりにくさを両立した優れた素材です。
ホース
ホース(馬)の毛は、欧州では伝統ある高級素材としてしられており、古くから寝具などに使用されてきました。一頭からとれる毛は微量で、非常に貴重です。
その太く長い繊維は、耐久性と支持性に富み、寝たときの身体の沈み込みを防ぐ機能があり、また、湿度と温度の調整機能にも優れているのが特徴です。バイオリンの弦に使われるように強くしなやかで太く長い毛が特徴的です。
ジャコウ牛
カナダ北部の北極諸島に生息するジャコウ牛は、天然の草を食べ、原始に形成された氷河の水を飲むため、毛質は並外れてピュア。
多孔質構造のより、保温性と透湿性が際立って優れています。
麻(リネン)
リネン(亜麻)は繊細なブルーや白の花を咲かせる、フラックスという草からとれる麻のことで、亜麻とよばれます。良質な亜麻の生産には涼しい気候と豊富な水が欠かせないため、フランス北部やベルギー等で多く栽培されています。
いつもさらっとしているのはもちろん、洗うたびにやわらかくなり、独特の風合いになるのも特長です。
麻(ラミー)
古代より様々な用途に使われてきた苧麻は、中空構造により高い吸湿性と放湿性を持ちます。そのため、暑い夏を過ごす素材として重宝されてきました。中でもラミーは、繊維長が長く丈夫な素材といわれています。
イワタ独自のニードルパンチ技術により、この麻をへたりの少ない中綿に加工し使用しています。
綿(コットン)
掛け・敷き寝具に使う側生地(ふとんの詰めものを包んでいる布地)は、日本国内の契約工場で綿100%の糸を使用し、オリジナルの厳しい規格により織られています。
また、イワタのオーガニックコットンは、3年以上農薬や化学肥料を使用していない畑で栽培さています。織り上げることで風合いのある生地に仕上げます。ふんわりとやわらかく、空気の層により適度な保温力があり放湿性にも優れています。
ポリエステル
敷き寝具に使用しているポリエステルは、イワタ独自のニードルパンチ技術(針でつついてフェルト化する技術)等の先進技術により通気性と耐久性を高めました。
またリユース・リサイクルできる環境にやさしい素材として近年注目をあびています。
生地にもこだわりがあります
一般的な羽毛用の生地は、羽毛吹き出し防止のために樹脂加工を施していますので、日干しや水洗いができませんでした。
イワタは、独自のノウハウで自然のままの綿100%の生地を開発。技術者の目による最新のチェックを行い、万全の品質でお届けしています。